五劫思惟

加藤恒夫編「社会倫理の探究」の中で、太田学という人が「いじめとプライド」という文章を書き、アンデルセンの「裸の王様」と「みにくいアヒルの子」を題材に“誰が一番バカだったのか”、“本当にみにくいのは誰でしょう”というようなことを考察している。 「…

当初ある目的で「何々の会」と言うものを創ると その目的を忘れて会の存続を求めるようになります。 存在意義を正当化するために何か成果を得ようとします。 本来、時代の役目が終わりすでにそれ程必要のない組織が 存続のために余計な事をするということが…

法話で48願とAKB48の48繋がりは良かったです。 調べて見ると、『48の由来は、秋元康のイメージでは 「あくまで商品番号で意味はない」と語っている。 その名の通り、構成人数は総勢48人程度である (メンバーの加入・脱退などの都合により多少の変動はある)…

昨日授業で釈尊の四苦を考える中で、 「誰もみんな死ぬ」ということについて考えました。 死は恐ろしく、寂しく、不安で、釈尊は苦として生老病死を捉えました。 かと言って「不老不死」は空しかったり、無意味に感じられるのでは、 ということでした。 自分…

今日の中日新聞のエンタ目は面白かったです。 谷村新司の「ソングライティングコース」が東京音楽大学でスタートしたということです。 その中で、 例えば、「水の入ったガラスのコップ」。これをどう表現するのか…。 「コップに水が入っています」と誰もが表…

教行信証の勉強会からぎりぎり今日中に帰宅。 と言っても勉強(真宗聖典p.268)は最初の2時間くらいであとは座談です。 「宗祖としての親鸞に遇う」という言い方はどうか聞いたら、 「『ムネとする教えを残してくれた拠り所としての親鸞』という意味に 捉えれ…

「孤独死」「孤立死」ということ。 孤独死は悪いもの、可哀想なことのように取り扱われますが、 幸福に、感謝して、満足しての"孤独死"もあるはずです。 死は先に逝った人とまた会える嬉しく、喜ばしいことだと ... 少し前までは考えられていました。 そう思…

マインドコントロールの問題。 世の中のほとんどの人が、 金持ちはいいけど、貧乏はだめ 健康はいいけど、病気はだめ ... 頭がいいのはいいけど、頭が悪いのはだめ 若いはいいけど、年をとるとだめ 役に立つ人はいいけど、役に立たない人はだめ 効率がいよい…

今日御文の一帖一通をたまたま読んで感動を覚えた。親鸞は弟子一人ももたず。 親鸞めずらしき法をひろめず。 如来の教法をわれも信じ、ひとにもおしえきかしむるばかりなり。 されば、とも同行なるべきものなり。よろこびのほどを古歌で表わしたが、それもい…

「命をもっと大事にしなければいけない」といったとき、 「なぜ、命を大切にしなければならないか」に応えなければ、説得力がない。 その答が見えてこなければ心底から納得できないのである。

五木寛之の親鸞が面白い。 善人のための白念仏、悪人のための黒念仏。 秘事法門とか土蔵秘事という異端である。 親鸞聖人は「わたしはどちらも正しい念仏のありかたではないと思います」という。 「わたしはときどき、これまで自分が人びとに語ってきたこと…

哲学と宗教の違いは、疑うことと信じることだそうです。哲学は疑う! これは現代人にとっては受け入れ安いかも知れません。 少し前まで、「人を見たら泥棒と思え」とか言われて育った世代にはピッタシの考え方です。 で、土屋先生が哲学を勉強していて一番よ…

お寺で時々聴く「死ぬことの原因は生まれてきたから」という話をこの間久しぶりに聞きました。 それについて、過去にこんなことを考えていました。 自分でも納得ですので(自分が書いたのだから当たり前)もう一度掲載します。 「Aさんが死んだのは、そもそも…

源信に関するの講義を聞いた。 その母の導きが源信僧都を作ったとも言えるのだろう。 「死ねば必ず地獄行きの迷った人に 褒められるよりも なぜ、真実の仏方から褒められる 真の仏弟子になろうとしないのです」 すごい言葉である。 「後の世を渡す橋とぞ思ひ…

構造主義というのは、 私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけで…

先日買ってきた「大地の念仏者 加賀の三羽がらす講演録」という 児玉暁洋、水島見一、松田章一氏の講述を読んでいてふと思ったのですが、 生老病死の四苦って何だろうと。 もともと「生まれる苦しみ」というのは意味が分からないと言われています。 そこで「…

今日の中日新聞に玄侑宗久師の意見が載っていた。 「なぜコンビニが24時間開いていなければならないのか。なぜビニールハウスに暖房をかけてまで正月にイチゴを食べなければならないのか。今回に事態は、そんな暮らしに対する逆襲のような気がします。 人の…

菅首相が、原発近くの被災地は10〜20年は戻ることはできない というようなことを言ったとか言わなかったとかで、本人はきっぱり否定していた。 避難している住民は、この言を聞いて、「一国の総理が言うことではない」と怒っていた。 しかし、現実問題として…

「本当は、理想の自分を追及して、清く正しく美しく生きたい。」 「でも、生きるということは矛盾や理不尽を受け入れるということ。」 「大人になって、もっと現実を見なければいけないのだろうか?」 毎日いろいろな出来事が起こっている。いろいろな感情が…

「自分のことは自分がいちばんよく知っている。」 「あなたは私の何を分かっているというのか。」 「私のことが心配だというが、そんなにあなたは偉いのか。」 いろいろな人間関係の中で私たちは生きている。自分の思い通りにならないことも多いし、世の中は…

ということで、早く寝てしまったので朝これを書きます。 19人の哲学者のトップバッターはデカルト。 「自分らしく生きたいが、自分らしさってなんだろう。」 「自分は世界で唯一の存在、もっと自分を大事にしたい。」 「すべてをリセットして自分の可能性…

哲学者との相性を占うYES/No診断によると、自分と相性が合うのは スピノザだそうです。 スピノザへの相談 「悪いことばかり起こる。自分ではどうにもならない。誰も助けてはくれない。」 「人間は弱いし、迷いがある。何かにすがって生きている。」 「なん…

今、TVでは心理学を基にした事件ものが流行りのようです。 いっせいにこういう番組が始まるのが不思議ですが。 主なものは「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」「ホンボシ〜心理特捜事件簿〜」「CONTROL犯罪心理捜査」です。 前回の「CONTROL犯罪心理捜査」で…

「末代無知の在家止家の男女たらんともがらは、こころをひとつにして、阿弥陀仏をふかくたのみまいらせて、さらに余のかたへこころをふらず、一心一向に仏たすけたまえともうさん衆生をば、たとい罪業は深重なりとも、かならず弥陀如来はすくいましますべし…

昨日の中日新聞の人生のページ、田中教照師の「親鸞のいいたかったこと」〜上〜 は分かりやすく本当に良かったと思います。これだけ読めば一通りのことは分かる ようによく纏められています。まとまりすぎて、次回の〜下〜に何が書かれるのか 興味があります…

昨日、法話を聴いていてふと思ったことですが、 七高僧とは? あれ、どうだろうか? ということです。 正信偈にも出てくる七高僧は、 龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師・道綽禅師・善導大師・源信和尚・源空上人。 親鸞聖人まで、仏教の、その中の大乗の、 また…

食前食後の言葉 「すべての御縁とお恵みに感謝します。いただきます。」 「有り難き食をいただきました。ごちそうさまでした。」 こんなのどうでしょうか?

ラジオを聴いていたら 『「根拠のない不安」を捨て、「根拠のない自信」を持て』と言っていました。 成功した人に共通なことは、 「根拠の無い自信」を持っていることだそうである。 たしかに何かをやろうと思ったら、「自信」が大事です。 しかし、それはあくま…

〔上の続き〕 「生まれた、生きた、死んだ」 すべての人に当てはまる言葉だそうです。 本当にあなたは「生きた」?「生きている」? 真宗の「生きた」は「生かされた」の意味? 「生かされて生きている」とも言いますし、 何か変な感じですね。 「親鸞を生き…

今年は親鸞聖人御絵伝の第一幅を絵解きしたいと思っています。 そのために今からお勉強。 「絵解き」という言葉にも何か懐かしさを感じます。 「絵解き」はまだまだ潜在能力があるはずなのに、残念です。 一年に一度良い経験をさせてもらっていますが、 今年…