哲学者との相性を占うYES/No診断によると、自分と相性が合うのは
スピノザだそうです。
 
スピノザへの相談
「悪いことばかり起こる。自分ではどうにもならない。誰も助けてはくれない。」
「人間は弱いし、迷いがある。何かにすがって生きている。」
「なんとか苦しみから抜け出したい。救われたい。幸せになりたい。」
「だから、信仰や神や仏が必要になる。宗教を信じてもいいですか?」
スピノザの回答
「あなたは自分が救われることしか考えていない、だから救われないのだ。信仰とはもっと機械的なものだ。」
 
スピノザにとって神とは、唯一の実体であり、他のものとはまったく別次元に属する。
ある意味では、日本で言う自然に近いが、同時に日本語のカミに最も近い。
スピノザは「神とは幸福のための唯一の装置」と述べる。
装置と言うと誤解を招きやすいが、つまりはこの世が成立し変化するすべてのきっかけを指している。
だから、この装置をしっかりと認識することが信仰なのだ、と彼は訴えたのである。
幸せとは一体何なのだろうか?
スピノザの考えでは、
「幸せ」とは「こうである」というものではなく、
「想像力」とか「夢」とかにおいて発現するものなのである。
            [哲学で自分をつくる 19人の哲学者の方法 瀧本往人著より引用] 
哲学の本を読んでいると、今まで考えていたことがそういうことだったのかと、分かった気になるときがある。それらのことを、しばらくの間考え、忘れないうちに書き付けて行こうと思う。