2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

聖人一流の御勧化のおもむきは信心をもて本とせられ候。そのゆへは、もろもろの雑行をなげすてて一心に弥陀に帰命すれば、不可思議の願力として仏のかたより往生を治定せしめたまふなり。このくらゐを「一念発起入正定之聚」とも釈したまへり。このうへには…

“1Q84 BOOK3” 1,2からあまりに間が空きすぎたせいか全く面白くないです。 もう前の内容を忘れているし、話の展開が遅いような気がする。何がしたいのかさっぱりわからないところが我慢も限界か。これから面白くなるのだろうか? 感想みたらあまり読まなくて…

ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。 白取春彦著 生きるための哲学 ニーチェ[超]入門p.20 この「哲学は」の部分を「真宗は」と変えたような法話がされる場合があるが、だとすると哲学と宗教はどこが違うのかが分らなくなってし…

わたしたち自身のことを振り返ってみるとよくわかる。本を読んだり人の話を聞くとき、自分の教養知識と体験の範囲内で理解する。たとえば、相手が「悪」という概念を持ち出して来れば、まったく意識することなく自分が考える「悪」の概念で理解している。 こ…

前に聞いたときにあまり良くなかったので、本当はどうだったのかと思っての今日の聴聞。 前回ほどではなかったけれども、自分としてはちょっとどうかな? 次回があっても多分よほどの縁がなければお会いすることは無いかも…。 そういう法話もありますよね。 …

『歎異抄』の最後に流罪記録が載っている 現代語訳 後鳥羽上皇が政治を執っておられたとき、法然上人は他力本願念仏宗を興し広められました。そのとき、奈良の興福寺の僧たちが、聖人は仏の教えにそむくものとして、朝廷に訴えました。そのうえ聖人のお弟子…

「生まれた意義と生きる喜びを見つけよう!」は、親鸞聖人のご誕生800年、親鸞聖人によって真宗の教えがひらかれて750年の慶讃法要のときの 真宗大谷派のテーマです。 対して香山リカ著「しがみつかない生き方」の第9章に「生まれた意味を問わない」という項…

・「100億の人に100億の母あれど我が母に勝る母なし」加藤みち子さん ・「世の中に十億の母あれど、我が母に勝る母はなし」 読み人知らず ・ 暁烏敏という仏教者が「十億の人に十億の母あらんも我が母にまさる母ありなん」と言っています。 ・『親のこ…

今日の殉教記念法要で、学芸員さんのお話を聞きました。 親鸞聖人のことをお話頂いて、やはり宗門の人の話とは 全く立ち位置が違うということを感じました。 自分は、そういう自由な解釈が好きですが、 どこまでが本当かに耳を傾ける必要もあるかと思います…

弘津正二は、カントの遺した最期の言葉「Es ist gut(これでよろしい)」を好んでいた。 京大生だった彼は、戦争中、連絡船の沈没によって短い生涯を終えた。 彼の乗った貨客船氣比丸は、昭和16年11月5日午後10時、 城津の沖合で浮遊機雷に触雷し、…

人間には直視できないものが二つある。それは太陽と死だ。 ラ・ロシュフコーラ・ロシュフコー箴言集 「われわれの美徳は,ほとんどの場合,偽装した悪徳に過ぎない」――よく知られたこの一句が示すように,ラ・ロシュフコー(一六一三―八〇)の箴言は,愛・友…

同じく仰せに云わく、「悪人のまねをすべきより、信心決定の人のまねをせよ」と、仰せられ候う云々