「生まれた意義と生きる喜びを見つけよう!」は、親鸞聖人のご誕生800年、親鸞聖人によって真宗の教えがひらかれて750年の慶讃法要のときの 真宗大谷派のテーマです。
対して香山リカ著「しがみつかない生き方」の第9章に「生まれた意味を問わない」という項目がありました。香山氏はこころの専門家です。 

一世を風靡した「世界に一つだけの花」の歌詞「No.1になれなくてもいい、もともと特別なonly one」を嘉門達夫氏は「No.1になれないヤツは、only oneには、なお、なれない」と替え歌にしました。

一時もてはやされた言葉も、しばらくすると「そうかな?」と思えてくるのはなぜだろうか?そして、その逆も正しく思えてくるのはなぜだろうか?
全ての人に通じる命題というものは無い。また長い時間が経つと最初の感動が薄れてマンネリ化してくるからだと思います。だとすれば、いつ・誰に対するメッセージなのかをしっかり把握して言葉を伝えていかないと独りよがりと言われかねないのでは、と最近特に思うのです。何かのしがらみや無意識のバイアスが掛かっている場合には、意外と逆の方が真実性が有ったりすることも多々あります。言葉の魔術には気を付けよう。