聴聞日記

ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。 白取春彦著 生きるための哲学 ニーチェ[超]入門p.20 この「哲学は」の部分を「真宗は」と変えたような法話がされる場合があるが、だとすると哲学と宗教はどこが違うのかが分らなくなってし…

前に聞いたときにあまり良くなかったので、本当はどうだったのかと思っての今日の聴聞。 前回ほどではなかったけれども、自分としてはちょっとどうかな? 次回があっても多分よほどの縁がなければお会いすることは無いかも…。 そういう法話もありますよね。 …

最近、「蓮如教学」が歴代相伝の教学だといい、 今の教学は存覚の六要鈔をもとにした高倉教学で、 清澤満之の教学が近代教学と位置づけられていることを知り、 蓮如教学に対して当然正当なものは親鸞教学だろうなどと思っていた自分は 考え方を全くと言って…

岡崎教区第8組夏期講習会、19時半よりお勤めが始まりました。 真城義麿師の法話。小気味良い調子で次から次に話しは展開していきます。 人間は(数)量というものに振り回されている。 損得、勝ち負けに拘って、浄土から遠い世界にいる。 お内仏という浄土を…

法話を聞くという、その楽しみ方にもいろいろあるでしょうが、 少なくとも嫌な気分にならないことは最低の条件だと思う。 それは、また話をする側にとっては難しい課題でもあります。 すべての人の気に入る法話は無理でしょうが、 最大多数の人に良かったと …

「往生」がテーマの聖典学習会。 東西のそれぞれの先生が、「微妙に混ざってはいるが、東は『現生往生』、 西は『臨終往生』が基本的な考え方です」とはっきり言われました。 それで、ずっと疑問に思っていたことで、自分なりに納得したことがあります。 西…

昨日元気塾で、 外楽・内楽・法楽楽ということを学んだ。 親鸞聖人が「教行信証」の中に引用している文で、天親菩薩の言葉にこうあるのです。 「楽に三種あり」 「楽」というのは「幸せ」とか「楽しい」とか「喜び」とか「救い」とか言うことです。 それが3…

昨日は、沙加戸弘師の講座を聞きに行ってきました。 講談調の語り、聞いている人はその音量に寝てはいられないと言っていました。 もちろん、その話の内容も興味深いからです。 「いのちはひとつである」という命題に、ポカーンとする聴聞者に、 いのちの起…

布教大会に行って来ました。8人の方が法話されましたが、 途中抜けてしまったので、6人の方の法話を聴聞させていただきました。 最初は一日のお楽しみのつもりだったのですが、 午前中の休憩時に、ここに切子提灯があっても良いのではと思い、 急遽、お願い…

真城義麿師の法話があったので、空いた時間で聴きに行ってきました。 途中からしか聴聞できませんでしたが、 相変わらず話がうまく、聴聞者の笑いは絶えず、面白い話でした。(絶対に落語より面白い!) ・年を取れば衰えていく知恵もあるが、深まっていく知…

今日は法話三昧。そのなかでこんな話がありました。 蓮如さんの御文は、蓮如上人が伝えようとしていたことを読んでみんなで聴くのですよ、 と言う意味で左に座って横を向いて拝読するということでした。なるほど納得です。 でもなぜ横向き? もひとつ、おも…

今日、栄願寺様で山崎龍明師の法話を聴聞させていただきました。 山崎龍明師は著名な方で多くの書物を書いておられます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E9%BE%8D%E6%98%8E 自分でも68歳と言われていましたが、全く年を感じさせない 流暢…

久しぶりの聴聞 祇樹給孤独園について インドのシュラーヴァスティーにスダッタ(須達多)という、身寄りのない者を憐れんで食事を給していたため、人々から「給孤独者(anathapindada)」と呼ばれていた富豪がいた。 ある日、スダッタは釈迦の説法を聞いて…

戸田信行師の法話を聞かせていただきました。 水の美味さをどう伝えるかといったら、以外と難しいことに気がつく。 酒好きだった若山牧水は 「それほどにうまきかとひとの問ひたらば 何と答へむこの酒の味」と詠んだ。 「松島や ああ松島や 松島や」は、 松…

荒山淳師の法話で宮谷法含という方の話が出た。 調べてみると、 http://www.nsknet.or.jp/~yamabuki/miyatani.html 昭和31年にすでに宗門の混迷を憂いている。 「真宗門徒一人もあらじ」と言い放ったとか。 それから54年、真宗関係者は現状をどのように認…

去年は聴きにいけませんでしたが、「通夜伝道」はこれで3回目。 最初は法話に慣れていないせいかとも思いましたが、 4年経ってもなかなか楽しい法話とはならないようです。 10人の先生方も一度後ろに座って、自分たち全員の法話を聴いてみて、 みんなどの…

お知らせも兼ねて、 今年も恒例の通夜伝道が近づいて来ました。 今年のメニューは、http://www.ohigashi.net/houonkou_gyouji_tuyadendo.html 一気に10人の法話を聴ける機会はなかなかありません。 時間のある人は、ぜひ聴きに行ってみてください。 全部で休…

「食事のことば」は各宗派で決められていますが、本願寺の言葉は、 (食前のことば) 〔合掌〕 み仏と、みなさまのおかげにより、このご馳走をめぐまれました。 同音: 深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。 (食後のことば) 〔合掌〕 尊いおめぐみに…

B寺様での報恩講。 梛野師が琵琶を演奏して、絵解き。 あれ、御絵伝掛かっていたけど、絵解きは? 琵琶を弾くと、絵は示せないのか。 そうすると映像の方が良いかもしれませんね。 面白おかしく法話されました。 その後、皆さんでオカリナの演奏会。 上手で…

法話で紹介されたことは、 流刑地越後から関東にどのようにしていかれたのか? ということに眼をやったときに、今まで何を勉強してきたのか 恥ずかしくなったというのです。 それを考えたときに、教行信証やら二河白道やらの 難しいことは勉強してきたが、越…

興味深い聴聞をさせていただきました。 両師の法話非常に人生(生き方)を考えさせられました。 お二人とも普通の法話とは違って、自分が何に今向かっているか、 それについての御縁とかをあつく話してくださいました。 好きなことを語ること、それが仏法に結…

今年初めての聴聞です。 御文は五帖目の二通。「それ八万の法蔵をしるというとも、後世をしらざる人を愚者とす。 たとい一文不知の尼入道なりというとも、後世をしるを知者とすといえり。しかれば、 当流のこころは、あながちに、もろもろの聖教をよみ、もの…

「加賀におもしろい坊さんがいる、生活と信心が一枚になっている。その人は、生活のほかに信仰はないと言っている。それで、高光大船さんに大谷大学に来ていただいて話を聞いた。驚いた。仏教が生きているという事実に触れて目が覚めたんだ」(訓覇信雄師談…

聴聞していて気になったことがあります。それは第十八願、第十九願、第二十願がどういうことを言っているのかということです。 十方衆生に向かって願を立てられたのはこの三願のみです。ですから、今この世に生きているものも含まれるのでしょう。 十九願は…

リンク先のキーワード「戸松政憲」でここに来てくださった方がいました。戸松師は自分が永田やに入ってから、法話ではいつも楽しませていただいた、名説教師です。その先生の葬儀がさる10/19に行われました。自分はそのときには知らず1週間後にあるところで…

「それ聖人御入滅は、すでに一百余歳を経といえども、かたじけなくも目前において、真影を拝したてまつる。また徳音は、はるかに無常のかぜにへだつといえども、まのあたり実語を相承血脈して、あきらかに耳のそこにのこして、一流の他力真実の信心いまにた…

寺院数の一番は愛知県で4,111ヵ寺、二番が大阪府で2,993ヵ寺、三番が京都府で2,643ヵ寺、多いと思われる奈良県が19位で1,415ヵ寺。愛知県は圧倒的に寺院数が多い。寺を一言でどんなものかと言えば、「往生極楽の道(本当の幸せ)に往き会わせて頂くところ」と…

二つの法話を聞きまして、どちらも特徴ある、住職の言葉で課題を語る形の意義のある考えさせられる法話でした。 一つは「お寺」とは往生浄土の道を説くところで、この上ない幸せに行き往かせてもらうところであるという話でした。 その中で、自分を知る、と…

布教のテーマは「後悔すること無かれ」「念仏の中に真理が開かれていく」「主体性を持って」「お釈迦様の仏教なのに何故阿弥陀仏がご本尊なの?」「問いをもって生活すことが大事」「念仏を申して」など多岐多彩で楽しく聞くことができました。 それらの中で…

最近聴聞もめっきり少なくなったのですが、ここ数日で2度聴聞する機会に恵まれました。二つとも数多く説教して回っている方で、話し方は上手です。が、どうもあまりしっくりこなくて、聞く気が起こらないのは何故でしょう。一つの方ははっきりしています。…