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最近、「蓮如教学」が歴代相伝の教学だといい、
今の教学は存覚の六要鈔をもとにした高倉教学で、
清澤満之の教学が近代教学と位置づけられていることを知り、
蓮如教学に対して当然正当なものは親鸞教学だろうなどと思っていた自分は
考え方を全くと言っていいほど改めざるを得なかったのですが、
そんな簡単ではないみたいです。
「大行」の解釈一つでもこれだけ学派が分かれていたとは…。
大行とは「諸仏の称名」である(所行)といい、他の一面では、「衆生の称名」である(能行)という。
『 能行説
・純粋能行説 筑前学派
・折衷能行説 高倉学寮、越後学派、石泉学派
・円融能行説 豊前学派
所行説
・純粋所行説 芿園学派、法雷学派
・折衷所行説 龍華学派
・円融所行説 空華学派
と分かれます。この中で西本願寺で主流は空華学派ですが、これは円融所行説です。』
法話で
「分かってない人の話を聞くから分からなくなる」と言われますが、
これだけ諸説学派が分かれていては、混乱するのも無理はないかと思いました。