2011-11-02 ■ 五劫思惟 五木寛之の親鸞が面白い。 善人のための白念仏、悪人のための黒念仏。 秘事法門とか土蔵秘事という異端である。 親鸞聖人は「わたしはどちらも正しい念仏のありかたではないと思います」という。 「わたしはときどき、これまで自分が人びとに語ってきたことが、 ほとんど無力だったように感じるときがあるんです。自分には法然上人が 教えられたことを人に正しく伝える力がないのではないかと。」 750回忌を迎えた今、この言葉は重く受け取らねばならないのではないだろうか。 (五木寛之の言葉だけど…)