本の紹介

「フェルマーの最終定理」サイモン・シン/著 http://www.shinchosha.co.jp/book/215971/ 17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりに…

明烏敏著「歎異抄講話」

序に『本書は、著者が自己弁護のために聖典の盾にかくれようとして書いたものである。本書は、著者が聖典の文句を借りて自分の不平を漏らしたものである。こんな書物は親鸞聖人に迷惑をかけるばかりであるから、焼き捨てるがよい。こんな書物を公にするはま…

FBに曽我量深師の「歎異抄聴記」のことが出て来て、 自分も何年も前に買ってからなかなか読めないでいる ことを情けなく思う。 今日、たまたま金子大栄校注「歎異抄」と五木寛之著「歎異抄の謎」を購入。 この3冊を上手く読みこなしてみようという意欲がまた…

出雲路暢良著「苦に賜わる道」

昨夜は正覚寺様の元気塾で出雲路暢良師の「苦に賜わる道」の輪読でした。 p.38〜p.75まで。非常に内容の深いところでした。 仏教は、釈尊が瞑想主義も苦行主義も 心理主義も条件整備主義も捨てて、 苦の内観をしたところに開かれた。 苦それ自体の開示すると…

神谷美恵子著作集1「生きがいについて」

この本を手にとって、 初めて神谷美恵子という人のことを知りました。 何かモヤモヤして分からなかったことが、少し晴れていくような気がします。 ジュール・ルナールの日記にこんなことが書かれているそうです。 「自分の幸福について語るときにはひかえ目…

櫻部建著「真宗の学び方」

真宗教学の学びは、聖教を読むことに尽きる。 真宗教学の学びは、聖教を読むことに始まって、そして聖教を読むことに尽きる。それだけのことです。ただ、「聖教を読む」という言い方をしないで、「聖教に聞く」という言い方が近ごろよくされています。本の表…

高橋留美子の人魚シリーズは読んだけど、 忘れてしまっている。買おうかなぁ。 ボーヴォワールの「人はすべて死す」は、 ブログのあらすじでいいか。 とりあえず、ありがとうございます。 http://blog.goo.ne.jp/yulali/e/e3b25c2f7d2dd9908bc868e4c340336b

「コッペリオン」という漫画。 自分はまだ全く知らないことですが、少し調べて見ます! http://ja.wikipedia.org/wiki/COPPELION アニメ化が決定していたが、 2011年3月に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)や、 震災によって誘発された福島第一原…

大山泰弘著「利他のすすめ」チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

難しい仏教の話より、この本の話の方が当に仏教精神だと思います。 大山泰弘氏の実践には頭が下がります。ただ、本を読めば分かりますが、 始めから障害者を雇おうとしたわけではなく、 ご縁が育ててくれたことも正直に書いてあります。 こんな話を思い出し…

「舟を編む」 辞書編集部の夢と現実を描く、三浦しをんの真骨頂! 「『誰かの情熱に、情熱で応えること』自分もそんな風に生きてみよう。力強く前向きな気持ちをくれる。」という反響にも惹かれました。 ... 元気になれる一冊だと期待します! 前回「仏果を…

「責めず、比べず、思い出さず」

この本の三章には、 水谷 玄師の言っていたヴィパッサナーの瞑想法が 教わったままの言葉で書かれていました。 この本でいいなと思ったことがあります。 『心が楽になり、気持ちが静かで、心を乱すことのない生き方が大事で、 これを求めることが人生の究極…

粕谷知世著「終わり続ける世界のなかで」 中日新聞の書評をみると面白そうです。何を信じ、どう生きていくか 『青春小説、哲学小説とも呼べるが、担当編集者は ... 「ジャンルに乗せずに原形で出した」 人間存在、現代の救いなどのテーマに挑んだ壮大な小説…

あるブログに 大山康晴著「勝負のこころ」が紹介されていた。 そこに書かれていたこと。 大山康晴氏が書いた勝負に対する心構えの書。 以下心に残ったもの抜粋・一日一分で良いから反省しろ ・こころの姿勢を正せ ・無駄な労力を惜しむな ・楽観ムードは赤信…

次の本をまた注文しておこう。『映画じかけの倫理学』 内藤理恵子著(風媒社)近日発売 『絶望の国の幸福な若者たち』 古市憲寿著(講談社) 以上2冊。 今日、注文して来ました!

いま読んでいる本。 「赤い指」 加賀恭一郎といえば…。 「フーコー」で疲れたので。

ブックオフで「赤めだか」を見つけました。105円です。 良かった、買わなくて。 一気に読んでしまいましたが、良いのか悪いのか複雑な感じ。 立川団春は何となく好きになれませんが、本を読んでも変わりませんでした。 というより、好きになれないのが一段と…

「みんなの寺のつくり方」天野和公著 注文しておいたのが今日入荷しました。 前にも書いた覚えが…。 http://d.hatena.ne.jp/jinryuji/searchdiary?of=1&word=%C5%B7%CC%EE%CF%C2%B8%F8 前の本はブックオフだったんだ。 縁あって新刊を買うことになるんですね…

勝桂子著「いいお坊さん ひどいお坊さん」 言いたいことがみんな書いてあります。 お坊さんが読んでおくべき一冊かと思います。 10〜20年後劇的にひどいお坊さんはなくなると思っています。 なぜなら、情報が共有できる環境ができるからです。 自分で選べる…

「手にとるように民族学がわかる本」岸祐二著 ある法話で、柳田国男の遠野物語の話がでてきて、親鸞の物語も民間伝抄をたどっていくと親鸞の泉のようなものが多々あるというような面白いことが分かると聞いた。一番多いのは弘法大師の泉とか池だそうだが、そ…

「法然入門」 阿満利麿著この世を生きる意味はどこにあるのか。私たちは、人生の「意味」を求め「物語」を必要とする存在である。とはいえ現実は、不条理と不安に満ちた人生の大海を漂いながら、答えのないままに、そのときどきの欲望に引きずられて生きてゆ…

「ギリシア哲学入門」 岩田靖夫著 内容:「いかに生きるべきか」という問題は一個人の幸福から「正義」への問いとなり、 共同体=国家像の検討へつながる。ギリシア哲学を通してこの根源的なテーマに迫る。 「人はいかに生きるべきか」という命題に、人間の…

ジョナサン・ハイト著「しあわせ仮説」

ジョナサン・ハイト著「しあわせ仮説 古代の知恵と現代科学の知恵」 この著者は、いくつかの思想が講義の中で繰り返して出てくることに気づき、 それらの思想を要約すると、感情や、出来事への反応や、ある種の精神病は、 われわれが世界を見る心のフィルター…

小阪修平著「哲学通になる本」哲学発祥以来2000年間、人々は何を悩み、何を発見してきたのか。 「むずかしいけどおもしろい!ソクラテスから現代思想まですいすい頭に入る」 って書いてあったけど、どうでしょうか? 非常に丁寧に書かれているので、よく分か…

幸・不幸の分かれ道

『幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア』土屋賢二著 東京書籍 帯のことば この本を読めば、幸福にはなれませんが、不幸になる可能性はだいぶ減ります。たぶん。 「人生は無意味だ」「能力を伸ばせ」「歴史に学べ」「目的をもて」 どれもこれも疑わしい! …

「仏果を得ず」三浦しをん著 まだ65ページですが、面白いです。 「高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健(たける)は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍らからはバカに見えるほどの情熱を傾ける中…

哲学はランチのあとで

「哲学はランチのあとで」読み終わりました。 面白かったです。 早速2009年3月で有効期限が切れていたTSUTAYAのカードを 新規で作ってもらいました。 しかも、この3日間はキャンペーンで保証料¥200がサービス。 何が面白いかというと、映画をこうい…

涅槃図物語 竹林史博著

竹林史博氏の紹介に、曹洞宗龍昌寺住職、涅槃図の絵解きに役立てるため、全国各地にわずかに存在する名前入り涅槃図の比較分析から、涅槃図の登場人物の割り出しを進めている。また江戸時代の民間伝承の視点から、猫のいる涅槃図にも注目している、とのこと。

近藤麻理恵著「人生がときめく片付けの魔法」

http://www.youtube.com/watch?v=B9ci-nlVU8o

「コワ〜い葬式の話」別冊宝島編集部編

見積もり127万円が支払い金額337万円!知らずに故人をおくれない! 最近は良心的な葬儀社も多くなって来ましたので、滅多なことも少ないでしょうが、 昔はひどかったようです。この本でも知らないことを良いことに、 要らないものを売りつけたり、営業ノルマ…

今日、車の座席の下から7冊の本が出てきました。2週間も前に買った本が忘れたままになっていたのです。(信じられない、ボケの前兆?) その中の1冊に「なぜモチベーションが上がらないのか」児玉光雄著がありました。 モチベーションを高め、維持する技…