勝桂子著「いいお坊さん ひどいお坊さん」
  
言いたいことがみんな書いてあります。
お坊さんが読んでおくべき一冊かと思います。
10〜20年後劇的にひどいお坊さんはなくなると思っています。
なぜなら、情報が共有できる環境ができるからです。
自分で選べる時代がきます。
お坊さんの役割は特に重要になっています。
その期待に応えられない旧態の寺院がまだまだ多いのも事実。
この本にも書いてありましたが、怒ってお寺から離れる人ほど、
仏教に期待していたはず、というのも同感です。
 
勝桂子さんという人、
憤る檀家と、世情に無頓着なご住職。双方の事情を知る者として、
通訳のように誤解をといていくことはできないのかと考えるようになった、
という。
同じだ、10年前ある和尚さんに坊主にならんかと言われたとき
自分は「仏壇屋を通じてチェーンのように衆生とお寺を繫ぎ、
仏教をしらせる役になります」と応えた。
でも、結局、それほど役に立っていない。(ちょっとは立ったかな)
そんな中で、まったく同じようなことを考え、本にした人が現れた。
世の中広いね。いろんな人がいます。勝さん、ありがとうございます。
今後ももっともっと影響力のある発信者になってください。