「人生に効く!話芸の決まり文句」松井高志
 落語や講談のマクラや登場人物の会話には、ことわざ、格言、故事成語、川柳などの「きまり文句」が、お約束として登場する。寄席で耳にする、ときに小気味良く、ときに思わず膝を打つ、味わい深い言葉の数々。そん「きまり文句」1900余句を集めた著者のブログから200句を精選、解釈を加え、話芸の演目における用例を解説!「話芸のきまり文句」小事典。
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 自分は法話についてもこのような辞典ができないかなと思っています。よく出てくる喩えとか、決まり文句。全く発想は同じです。
 「味わい深い」言葉というところにちょっと引っ掛りました。仏法仏法といっても結局は、そこで聞いているのでは。「味わい深い」ところで感動したり、喜んだり。落語・講談と法話とはどこが違うのだろうか。何か違うと思っているところに、ボタンの掛け違いがあるのではないだろうか。仏法は何か尊いとか偉いとか、もしそれがあるのだったら庶民から遠のくのもわかるような気がしてきた。