[唯信鈔文意]
摂取のひかりともうすは、阿弥陀仏の御こころにおさめとりたまうゆえなり。文のこころは、おもうほどはもうしあらわし候わねども、あらあらもうすなり。ふかきことは、これにておしはからせたまうべし。この文は、慈愍三蔵ともうす聖人の御釈なり。震旦には、恵日三蔵ともうすなり。
 
 
 
日本最初の出家者は僧ではなく尼さんだった!
日本最初の出家者は、6世紀後半に出家した善信尼ら3人の尼で、日本から最初に百済に留学したのも僧ではなく尼さんだった。
 
 善信尼は渡来人の司馬達等の娘・嶋。その弟子である禅蔵尼、恵善尼と共に、敏達13年( 584年)、蘇我馬子の要請を受けて桜井道場で高句麗系渡来僧の下、修行を積んだ。善信尼たちは588年、正式に受戒し比丘尼になるため学問尼として百済に留学、2年後に帰国し多くの尼の指導者になったという。