清風5月「今月の掲示板」より
 自分の中に、何らかの価値を見出さねば生きていけない人は、価値を見出せなければ、生きていけなくなる。
 外なるものに価値を求めている間は、得れば失うことを、得られなければコンプレックスを、いずれにしてもわが人生の全体を意味あることとして、受けとることはできない。
 自分の欲するものを獲得した途端に、色あせてしまう願望。幸せを願っているけれども、本当の願望がはっきりしない限り、いつも人生は途中でしかない。
 人間(私)は人間(自分)を有用性(間に合う、役に立つ)ではかっている。有用性は、便利で快適を求める。それは、人間を道具として見ていることです。
 天上天下唯我独尊(釈迦誕生宣言) 私という存在は世界中にたったひとつ。全宇宙の全協力の上に成り立っている尊在なのです。