今日買ってきた本の紹介です。
河合隼雄中沢新一著「仏教が好き!」朝日新聞社
  腑に落ちる新鮮な仏教。たましいを根本から癒す途方もない仏教の魅力。
小池龍之介著「煩悩リセット稽古帳」ディスカバー・トゥエンティワン
  本書は、他愛もない四コマを眺めつつ、ぱらぱらと読み飛ばしておられるうちに、ふと気がつけば、人の心の仕組みがつかめてきたり、心の内に渦巻いていた煩悩がすーっと軽くなっていたりもする仕掛けとなっております。
中島義道著「哲学者というならず者がいる」新潮社
  例えば、私は「死」にものすごく興味があるが、とはいえ、あらゆる戦争には興味がなく、わが国の自殺者数が三万人を超えたことにも、集団練炭自殺の頻発にも、興味がない。つまり、社会問題としての死には、いかなる興味もないということ。私は、ただひたすら「私が死ぬ」とはどういうことだろう、と問い続けている。私が死んだら、完全に「無」になるのであろうか、私が死んだあとでも世界は「ある」のだろうか、と問い続けているのである。