四
 宜しく自ら決断し、身を端(ただ)し行いを正し、益々諸善を作(な)し己を修め体(たい)を潔くし、心垢(しんく)を洗除(せんじょ)し、言行忠信に、表裏相応すべし。人能(よ)く自ら度し、轉(うた)た相拯済(じょうさい)し、精明(しょうみょう)に求願(ぐがん)し、善本を積累(しゃくるい)せよ。一世に勤苦(ごんく)すといえども須臾(しゅゆ)の間なり、後に無量寿佛の国(みくに)に生まれ快楽(けらく)極まりなし。『大無量寿経
 聖典p.65 H17.12.14に参照していました。

 今日の布教大会で、聖典を見ると5分で寝ることができます、という話と、難しい話に出会ったら聖典を当たれという話がありました。字面を見ると難しいが、書いてあることは易しいことが書いてあるんだよ、とのことでした。でも、やっぱり難しい。
 ここでは、善いことをしなさい、善を積みなさい、そのために一生が苦しくてもそれは一瞬のことなのです。後に仏の国に生まれ、極楽となると書いてあるように思うが、よく聞く真宗法話とは違う。
 それにしても、80年近く前の人はこれを読んで、わかったかわからないか知りませんが、少なくとも教科書のように拠り所としていたと思うと、その教えの啓蒙ということに頭が下がります。