昨日の新聞になりますが、「夢をかなえるゾウ」の作者、水野敬也さんのインタビューが載っていました。この人のデビュー作が「ウケる技術」。本人はこんなにウケるとは思っていなかったというが、「夢をかなえるゾウ」は、135万部を超えるベストセラーになった。
 「変われるのは行動して経験した時だけや」とか「お金は人を喜ばせて、幸せにした分だけ、貰うもんや」ベタな教えを、関西弁を操るインドの神様ガネーシャを通して笑いながら伝える。笑いを取り入れることによってサブいとか、しらけることを回避している。
 読者は、20代から40代が多いという。「本に書いてあったことはおばあちゃんに教わった」とか言われる水野さん本人は、誰からも教えてもらった覚えはないのだという。親から言われてきたことは「勉強しなさい」だった。
 この本に出会うことしか、今の世の中で教えに出会えないとしたら、少しでも多くの人に読んで貰いたいと願うしかない。この本の教えの中には、実は、法話で言われるようなことも多いのだ。ただし、人生を生きる教えとして書かれている。
 よく考えれば、似たような設定はあったなあ。ハクション大魔王ドラえもん。しかし、人生の教えにリンクさせた「夢ゾウ」は一味違う。ガネーシャはあくまで神様であり師匠、偉いのである。
 本での結末には、ウルウルときた人も多かったのではないでしょうか。
 中日新聞に載っていたので再再度紹介しました。