「12の口癖 成功者たちの幸運を呼び込む言葉」 ますい志保著 講談社
 銀座ママが見た日本のエリート1万人の秘密!!「銀座という場所柄、お店にはいわゆる「成功者」といわれる方々が数多くいらっしゃいます。経営者、政治家、スポーツ選手、作家…その数は一万人を優に超え、どなたも溢れる魅力をお持ちです。そして、その魅力が一番輝きを放つのは、口をついて出てくる言葉でした。(中略)とくに、何気なく話しているときに耳に残る口癖は、私を励まし、支えになってくれました。そして、私はこの口癖こそが成功の秘密だと気づいたのです。」 「まえがき―人は言葉で評価される」より

  • 第1の口癖「とりあえず、やってみよう」
  • 第2の口癖「あなたに任せるよ」
  • 第3の口癖「大丈夫だよ」
  • 第4の口癖「あせっちゃダメだよ」
  • 第5の口癖「気にしない気にしない」
  • 第6の口癖「幸せだなあ」
  • 第7の口癖「一から教えてください」
  • 第8の口癖「ツイてるなあ」
  • 第9の口癖「一緒にやろうよ」
  • 第10の口癖「それ、おもしろいね」
  • 第11の口癖「明日のために負けよう」
  • 第12の口癖「信じているよ」
  • あとがき――成功する前は誰でも普通の人

とりあえず、目次でした。
 
 今、5章まで読んでみたのですが、面白いです。成功に導く言葉とは。生き生きとエネルギーを発散して生きている人たち。
 今、法話で言われているようなことの実践ではないでしょうか。
 p.76には「この世で起きたことはこの世で終わります。」
 p.80には「『ドンマイ』とか『大丈夫だよ』ということばがは、弱って逆境にある人を救う言葉でもあるのです。そう、『頑張れ』ではダメなのです。これ以上、頑張るのはむりな人には、プレッシャーになってしまいます。」
というような良く法話で聴くフレーズが出てきます。ということは今の法話は仏教ではなく、処世術に近い?。そして、そのような法話なり、心地よい言葉を求めていい話を聞きたいと欲する参詣者、という構図が垣間見られてきます。でも普通の生活者にはそれが一番大事なのかも知れません。仏法とはということを意識して、敢えて役に立つ話(土産話)もしたら良いと思いました。そうしないと、お寺の法話は、銀座のママに負けてしまいます。(話だけならもう負けているか)