明日を求めて…子供たちへ 夜回り先生水谷修の15回「夜の携帯・メール」
「子どもたち、夜電話したり、メールをしたりしていませんか。子どもたち、気づいていますか。夜、話をしたり、メールで語り合う危険性を。人間は夜行性の動物ではありません。夜は、人間にとって本来寝る時間であって、ものを考えたり、行動するときではありません。
 子どもたち、夜は恐ろしい時です。人をその暗さが不安にさせ、そして感情的にします。昼間の哀しみを思い出せば、何十倍ものつらさになっておそってきます。昼間の怒りも、何十倍にもなって跳ね返ってきます。寂しさもつらさも…」

 夜、考えたり書いたりすることは感情的になってついつい激しくなって冷静さを欠く。だから、夜は行動するのを止めて、つらいときには本を読んだり映画をみたりして、やさしい落ち着いた眠りを、と願っている。最後に「子どもたち、お願いです。夜は、人と人とが触れ合ってはいけない時間です。眠ろう。」と呼びかけています。

 こんなことを言ってくれる大人は、今いないでしょう。新鮮な心地良さがあったのと同時に、夜ブログを書くことの多い自分も、ときどき読み直してみると、恥かしくて書き直すことがあるのも、夜の魔力でついつい筆が滑ってしまうからかもと反省した次第です。