今日の「ちりとてちん」で亡くなったおじいさんが、息子が後継ぎを決心した記念の日に、草若さんの落語の講演テープが欲しいと主催者の方に申し出る場面がありました。20年前の設定ですが、そのテープが今、喜代美の弟子入りのご縁となって巡り巡ってきました。おじいさんの還相回向です。20年前にテープをもらっていなかったら、喜代美は弟子入りできなかったかも知れないし、弟子になろうとも思わなかったでしょう。良いとか悪いとかは別にして、今、動いたことで未来のご縁が結ばれていくのです。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/chiritote/
 昨日、講師の先生よりはがきが届きました。「仏法は人と人との出会いである」南無阿弥陀仏、不思議。願力の不思議を思うばかりです、とありました。これも聞きに行こうと思って行かなかったら、お庫裏でお茶を呼ばれなかったら、お話する雰囲気がなかったら、とあらゆる条件が整って出会うことができたんだと不思議な縁に感謝するばかりです。まず、今、動いてみることです。二河白道の譬えのように、一歩を踏み出すと、思わぬ喜びがやってきます。そんなことで、自分はここ数年、今年が一番いい年だったと思えるようになりました。合掌。
 余談ですが、「ちりとてちん」の視聴率はどうなっているんでしょう。昨日お寺で、落語会のチケットを売るのに「ちりとてちん」を例に出したけど、反応はあまりありませんでした。思うにこの題名は失敗だったのではと素人ながらに思います。もうちょっと気の利いた題名を付けていたら、中身はおもしろいのですから数%は違っていたと思いますが…。