2011年は親鸞聖人750回忌であると共に、法然上人800回御遠忌でもあります。
 親鸞聖人は見真大師という大師号を持っておられます。大師号とは、徳の高い高僧に朝廷から贈られる名のことです。法然上人は円光大師が有名です。しかし、法然上人はその生前の徳を讚えて、滅後480年余に朝廷より賜った大師号は、500回遠忌の行なわれた宝永8年以降、50年ごとに加謚される習わしとなり、現在までに下記のように賜っています。 1697年東山天皇より「円光大師」、1711年中御門天皇より「東漸大師」、1761年桃園天皇より「慧成大師」、1811年光格天皇より「弘覚大師」、1861年孝明天皇より「慈教大師」、1911年明治天皇より「明照大師」、1961年昭和天皇より「和順大師」ということで、このまま行くと2011年に平成天皇から、大師号を賜ることになるのでしょう。明治に「明」、昭和に「和」が入っていたので、平成は「平」か「成」が入った大師号になるのでしょうか?。いずれにしてもこのような方は法然上人しかおられません。その800回御遠忌に会えることは、いろんな意味で楽しみでもあります。