「人は何かの役に立つためにうまれてくるのじゃないのです。」

槇原敬之 - Happy Birthday Songにはつぎのような歌詞があります。
『だけど
生まれたときあんなに
大きな声で泣いたのは
このココロとカラダを全部使って
今度こそは誰かに何か
良いことをできるチャンスを
もらえたのが嬉しかったからなんです』
http://www.youtube.com/watch?v=TLXiA94nOp0

どちらが自分のこころに響くか。

真宗では「人は何かの役に立つためにうまれてくるのじゃないのです。」を絶対の命題にする傾向があります。間違っているとは思いませんが、その意味するところは世間を離れた出世間(出家)を意味しているように思います。「仏に成るために生まれてくる」では娑婆では受け入れてもらえません。
「今度こそは誰かに何か良いことをできるチャンスをもらえた」と捉えられるそんな人生。「一度何もできなかったいのちを終えて、もう一度チャンスを与えてもらった」という輪廻転生です。懺悔と感謝があります。

「役に立つためじゃない」「誰かに何か良いことする」両方あって初めて生まれた意味を感じられるように思います。