稲垣瑞劔師『安心の極意(二)』より
信心をいただくにはどうすればよいか。
(一)深く無常を感じて、「因果業報」の真理を信ずること
(二)自分は、邪険・驕慢の悪衆生たることと信ずること
(三)凡夫は、「妄念より外に 心はなきなり」と信知すること
(四)佛語に虚妄(ウソ)なしと信じ、釈迦牟尼如来は佛陀であると信ずること
(五)「信心は 人格の接触なり」と信じて、七高僧親鸞聖人の教えを信ずること
(六)良い師匠を探し求めること

以上、六ヶ条が具備(そろ)うと、「信心」はいただける。
 
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今では考えられない程「信じる」一色です。
やっぱり信じることが宗教の初めなのでしょう。
分かっていない人が「他力の信心」などと言ってしまうと
聞いた人も分からず、真宗もだんだん今のように衰退してしまうでしょう。