昨日の朝、BSの「てっぱん」のあとに、地元の食材を使った給食を
作るという学校を紹介していましたが、そこでの食前の言葉は、
係りの人2名が、手を合わせずに立ったままで、
「残さず食べましょう。いただきます。」とやっていました。
 
法話で、東京では合掌は宗教儀礼だから、手を合わすのはやめて
しかも笛の合図で食べ始めるという話をよく聞きます。
ほんとうかなあ、という感じで聴いていましたが、さすがに笛では
ありませんでしたが、いまの学校ではこういう風になっているんだと
改めて驚かされました。
 
自分たちのころは、「手をあわせて、いただきます。」でした。
しかし、その意味を教えてもらったことはありません。
たぶん家庭の延長くらいの感覚だったのだと思います。
  
ということで結局「いのちの教育」などといっても、
教育界では建前でしかないことを知らしめてしまった感がして
なりません。