今日、教務所に行ったときに『明治瓦ものがたり』を買ってきました。
明治13年7月21日、開導新聞は、『三河国の同行より東派本山の両堂御再建に用いる瓦を残らず寄付致したい』と一報を報じた。
 明治12年、両堂再建派発示を受けての三河門徒の篤い申し出でした。そして後に、両堂の瓦を作る工作場が現在の志貴野町に決定していったのです。」

 三河門徒にとって、本山の瓦にはそんな歴史があるのです。
 冊子『明治瓦ものがたり』の刊行は、瓦づくりを通して法義相続・本廟護持にかけた先人の篤い想いに触れ、往時を偲ぶ一助になれば幸甚に存じます、とは“発刊にあたって”の言葉です。
 実はこの冊子のデザインは、永田やの子会社㈱壱吉コーポレーションが担当しています。
 『明治瓦ものがたり』300円は岡崎の教務所にて販売しております。

 たまたま、上記の絵画展は西尾市でありましたので、帰りに志貴野の製瓦場跡に寄ってきました。

 
 自分の直接の仕事ではありませんが、西尾店で右の説明の碑も立てさせていただきました。
 全国的に誇れる歴史の碑を残す、それこそ一助になれたことは喜ばしいことです。
 
 冊子の9頁に、「碑文の終わりには『我が法堂を護り、聊か祖徳に報ゆ』とあります。今日の私たちは、宗祖としての親鸞聖人に出遇いを果たしているだろうか。」 と書かれています。先の本山大師堂の瓦替えなどを通してどれほど『我が法堂を護り、聊か祖徳に報ゆ』と感じられたか。もう一度、考えるきっかけになる冊子だと思います。