念仏唱え続け…不明の80歳女性、自力で下山(5月6日10時14分配信 読売新聞)
 熊本県産山(うぶやま)村の山林に5日朝、山菜採りに出掛け、行方不明となっていた同県菊池市隈府(わいふ)の無職田村恵美子さん(80)は6日午前6時頃、自力で下山してふもとの民家に救助を求め、保護された。けがはなかった。
 阿蘇署の発表などによると、田村さんは山水を飲み、風呂敷を足にかけたり頭にかぶったりして、のどの渇きや寒さをしのいだという。
 田村さんは「帰り道に迷い、日暮れまで必死でやぶや岩場を歩き回った。夜は木陰に座って念仏を唱え続けた」と話した。