助安由吉著「知恵の泉」より
 
 真の仕事は時間を有効に活用し
 生命を賭けて報恩の行為に徹する
 偽の仕事は時間を無駄に使用し
 誰かを当てにして人の報恩の行為を待つ
 
 心の小さき人は 自分中心にすべてを見る
 心の大きな人は 自分を離れて社会的な立場で見る
 
 情熱とは継続することにつながり
 それは動かしがたい力となる
 その情熱を持ってこそ何事も成る
 
 生かされて生きる自分を知ったとき
 無言の感謝の叫びがわが臓腑を貫ぬく
 その時 欲望は霧の彼方へ消えていく
 
 どんな苦難も 自分が初めて出会う
 新しい体験であると前向きに自覚したとき
 最早苦難ではなく 歓迎すべき楽しみになる
 
 不安が出たとき 身も心も萎縮してしまい
 普段の半分の力も出すことはできない
 不安が取り除かれたとき 身も心も晴ればれとして
 普段の力以上に大きな力を出すことができる