助安由吉著「知恵の泉」より
   心の柔軟
 心の柔軟さとは
 とらわれ 執着の心を
 なくすことである
 成功 失敗にとらわれることなく
 ただ学ぶことである
 
 自宅にいようが
 会社にいようが
 東京にいようが
 北海道にいようが
 もとをただせば
 地球の中で
 宇宙の中で
 生かされているのである
 全くこだわることはない
 
 世の中のために
 これは是非やらねばならないという
 固い決意のもとでやることは
 執着につながり
 そこに知らず知らずの内に
 魔が忍び込みやすい
 
 良いことでもこだわってはならない
 執着 こだわりは
 善意が表面にでているために
 一番自分の内にある
 自分の心の魔にひっかかり易い
 
 それを避けるためには
 ゆったりとした自然体の中で
 必要に感じてやる
 自分の長所を伸ばそうとする
 このようなときは
 執着 こだわりはないものである
 
 そして
 宇宙と一体となって生きる
 太陽のような愛の心をもって
 明るさ 喜びをもって
 何事にもとらわれることなく
 自由におおらかに生きる
 
 心の柔軟さとは
 神仏の心に通ずるものである