本を読んでいたら「遍計所執性(へんげしょしゅうしょう)」「非量(ひいりょう)」「独影境(どくようきょう)」という言葉が出てきました。
仏教の唯識論で、ありもしないことを、実際にあると思う架空の認識を言います。
 
あるがまま、実相を感じとることがどれだけ難しいことかは、日ごろの生活で了解しているところでしょう。
罪悪深重煩悩熾盛の凡夫とは、あるがままに物の本質が見られないという人間の本質を突いています。
絶対に逃れられない無力感を覚えますが、何かによって少しは改善できるのではないでしょうか。
 
『昼は昼の法位に住し、夜は夜の法位に住す。』
来年一年、この言葉を忘れないように心掛けます。一年後の成長を夢見て…。