jinryuji2009-06-09

 今日のおしごとは、ちょっと真面目にお客さまのところを訪問することに重点をおいて朝から一日外を回らさせてもらいました。何か新鮮な気分です。
 さて、午前中には、7年前のお客様のお宅に伺って、話をしていたら、「ちょっといい。吊下がっている電気の位置が、どうも前と違っていて気持ち悪いんだけど、見てくれませんか?」リン灯のお皿の位置が上過ぎて少し下げて欲しいということでした。確かに花立と比べても3cmくらい上がっているし、ご希望はさらに2cmくらい下げて欲しいということでしたので、午後一番で直させていただきました。「7年間、気になっていて、胃を悪くしたわぁ。」というお客様には誠に申し訳ありませんでした。でも「来てくれて良かった。」と言って下さると、もっと早くたくさんのお宅に伺わなくては、という気持ちにもなります。「夏の打ち敷きを買いに行かせてもらうからね。」ということで、売り上げにもつながりました。それが、午前中の縁。
 そして、午後にも2件、待ってくださったようなご縁がありました。一件は箔のすれ、もう一件は物故で提灯を買いに行くとのことです。提灯のお宅の仏壇は100年以上前の仏壇で、いずれは買い替えなければならない古いものでした。
 それぞれのところでいろいろ教えていただき、一日まるまる外営業ができれば、どれだけ情報力が付くかと思ったりもしました。外には外に楽しみと、お客様に喜んでいただける意義があり、店にも同じように喜んでいただけるやり方があります。そのバランスと統合が今後の課題でしょう。
 久々に、営業の感覚を取り戻せました。これが、続けば一週間くらいで慣れるんではないでしょうか。気になっていても何も言わずに我慢してしまっているお客様、なるべく早く回れるようにしますので、もう少し待っててください。