前記の接触事故で、一番最初に思ったことは、面倒だなあということ。もう、面倒くさいし、車は足代わりで動けば外観には興味ありません。外に出て行くと、相手も面倒くさそうにドアを開けて第一声が「車間距離ちかすぎません?」。完全に逆切れです。少しでも優位にしたい気持ちはわかりますが、まずは「すみません」でしょう。自分は同じような状況で、加害車になったことがあります。当然修理費を払いました。ですから、こちらに何の非も無いことは明らかです。
 「自分の車は見ての通りで直す必要もありませんが、そちらの車を直すのに保険を使うというのなら、どちらでもいいですよ。」と言ったら、まだ整理がつかないようで、「3分くらい考えてから「主人に相談してから連絡します」とのこと。こちらはどっちでもいいのですが、保険屋に連絡して写真を撮ったり、向こうが直すならこちらも直さないといけないし、本当に運がわるいなぁと思って、でも10:0の0が良いと言っているのに、それを覆す必要があるのか疑問でした。車両保険に入っていても多分免責でしょうし…。
 いつ連絡があるのかと思っていたら、30分もしないうちに店に電話がありまして、「お言葉に甘えさせていただきます」とのこと。そうだろうな。起こってしまったことは仕方がないと諦めて、今からどうすればいいかと冷静に考えれば当然の結論でしょう。
 しかし、接触直後の鬼・悪魔のような態度と電話での声は全く別人でした。人間はご縁次第でどのようにでも変わる、たった1時間の間にいろいろと心中に変化があったのでしょう。まさしく、人間の都合を見させてもらいました。ありがとうございます。
 自分はよく接触(電柱などに)してしまうのですが、そんなときにはこれが人でなくて良かったと思うようにしています。ですから、今回も事故って良かった。これで運転に気を付けなければいけない、と思うようにしました。
 そして、事故の対処方法は決して自分が有利になろうとしないこと、悪くなくても最大限譲歩してあげると、損をしても、気を使わずエネルギーを使わずに解決します。後の気分も悪くなりません。
 引き受けられる範囲では自分が悪いと思っていれば、そんなに悪い状況にはならないし、実際、最近はそんなことが多いのも事実で、そう思えるのも、仏か何かのはたらきに守られているからかななどと思っています。