ゴルフ場に突然大穴、プレー中の女性転落死…夫・子供の目前4月2日17時15分配信 読売新聞
 2日午後2時20分頃、北海道安平(あびら)町追分春日のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で、札幌市北区新川西3の5、主婦合掌(がっしょう)貴恵さん(38)が、フェアウエー上を歩いて移動中、コース上にできた直径約1.5メートル、深さ約5メートルの穴に転落した。
 合掌さんは約1時間半後に救出されたが、死亡が確認された。
 道警苫小牧署が、死因の特定を急いでいる。
 発表などでは、貴恵さんはこの日、夫(40)と長男(13)、次男(10)の家族4人でラウンド中で、事故当時、夫と長男がいっしょに歩いており、その後ろから貴恵さん、次男の順で歩いていたという。
 次男は「いっしょに歩いていたら突然、母が消えた」などと話しているという。
 胆振東部消防組合消防署安平支署などによると、事故があったのは、三つあるコースのうち「カスケードコース」の8番ホール。穴は下に行くに従ってフラスコ状に広がっており、最も広い部分は幅約10メートル。底には大量の地下水と砂がたまり、転落した合掌さんの体は半分が土砂に埋まった状態だったという。
 同ゴルフ場によると今シーズンは先月20日から営業を開始。毎朝、従業員がカート道から目視で全コースの点検をしており、この日も異常はなかったとしている。

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 信じられないような事件である。安心して楽しめるはずのゴルフ場でこのような事故が起こったこと自体信じられない。そして被害にあった方が合掌さんだということも。合掌という苗字もあるんですね。
 「この日も異常は無かった。」などと責任逃れのコメントをしているときだろうか。
 すでに穴があいていたのか、あるいは落とし穴のように上に乗ったときに穴があいたのか。多分その確認はできないのだろう。誤って落ちたとしてもプレーヤーには不可抗力はない。100%最悪の状況を仮定した責任をゴルフ場は負うべきであろう。
 家族4人で、しかも13歳と10歳の子供連れでゴルフ。自分の感覚では普通ではないのだが、最近ではそれも普通だとして、恵まれた幸せ一杯の家族だったのであろうと想像できる。そんな恵まれた家族は、この一瞬のできごとをどう捉えていいのか、3人とも訳がわからないのではないだろうか。
 今、何を考えているのだろうか。ゴルフなんかに行かなければ良かった。ゴルフ場はなんでちゃんと管理してなかったんだ。あの時ボールがそっちに飛ばなければ。仮に同じように歩いていたとしても、穴に気づいて避けていれば。たら、れば、後悔の嵐ではないだろうか。
 自分でなくて良かったと思ってみんなニュースを見ているのだろう。しかし、いつどのような災難が降掛かってくるかは誰にも分からない。
 このニュースだけでなく、氷が割れて2名死亡とか、雪崩で1名死亡とか報道されているが、そのようなことも起こリうると常に覚悟して毎日を生きていく。死んでもいいからゴルフする、死んでもいいから山に登る。何が起きても後悔のない毎日を過ごそう。
 いつ死んでもおかしくないのだから、困っている人がいたら手助けしよう、そんな生き方を再確認させられました。