ちょっと遅くなりましたが、
 2008年の映画界を総括する第32回日本アカデミー賞の授賞式が20日(金)、都内で開催され『おくりびと』が最優秀作品賞に輝いた。同作品からは滝田洋二郎監督が最優秀監督賞、俳優の本木雅弘が最優秀主演男優賞、山崎努余貴美子がそれぞれ最優秀助演男優・女優賞を受賞したほか、撮影賞などの技術スタッフも含めて10部門を獲得。企画者でもある本木雅弘は「すべてのバランスが奇跡的にうまくつながった。難産だっただけに喜びは深い。スタッフ・キャストの皆でいただくのがふさわしい作品」と受賞の喜びを語った。
 『おくりびと』が10部門を総なめといった授賞式でした。そこで、ひとつ気づくことがあります。誰がやっても最優秀賞に一番近い作品だった「おくりびと」でたった一つ取れなかった賞があります。最優秀主演女優賞です。
 自分は、ノミネートされたこと自体が温情のように思います。広末涼子の演技は、せっかくの作品を台無しにしていました。ブログでも書きましたが、その感覚はおかしいものではなかったと、この受賞結果を見ていて思いました。9/25のブログに「映画は、笑いと感動というのにふさわしい、すばらしいものでした。ただ残念なのは広末だけちょっと演技力が落ちる。広末が出てくるとどうも迫力というか、迫真さが削がれて残念でした。後は、久々に満足という映画です。」と書いてありました。