今日、お客様の紹介である会社の社長さんを訪ねて行ってきました。10年前に設立した会社だということでしたので、それほどかしこまらなくても良いのではと思い、アポなしで会社を探して飛び込みました。するとカウンター越しに仕事をしている女性が受付も兼任のようで、そこでシャットアウト。残念ながら打ち合わせ中ということでした。改めて電話でアポイントメントを取ると、忙しくて来週にならないとわからないのでまた来週電話してほしいと言うことでした。
 こちらは営業で、こちらの都合でお願いにあがるので、弱い立場のことは事実です。しかし、20名そこそこの会社でさえもカウンターで話しをするのにもちょっと恐縮して怯んでしまいました。
 そんなことを、お店に帰ってきてから話していると、昔は大企業だろうと何だろうと別に平気で付き合って来たのに、この15年の間、そのようなことから全く縁がなかったことが、気持ちをこれだけ萎縮させていたのかと思い知らされた感じでした。
 そんなことで、頑張っていたこともあったなあ、などと思いながら、まだ残してあった名刺を引っ張り出して見ると、旭化成、日立研究所、横河電機堀場製作所ミツトヨ信越化学、東芝NEC防衛庁など延べ138名の名刺がありました。
 今では詳しい内容はほとんど覚えていません。不要の名刺群です。いつまでもこんなものをしまっておいても仕方がないので、整理しようかと何度か思いましたが、捨てられませんでした。今回、見直してみて、もう一度ちょっとだけ頑張ってみようかとも思ったりしています。というのも仏壇屋でこのような経験をしている人は絶対にいない、という特殊性を生かさない手はないと思い始めたからです。
 今年、平成21年が碧南の地に「永田や」の根を生やす元年となるように、店のなるべき姿と店員の毎日の行動の積み重ねのすり合わせを、店の全員(3名)が常に考えられるようになるまでレベルアップを図ろうと思っています。今年も、もうあと10ヶ月余です。