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人間は一度に二つの場所でものごとをすることは出来ません。若い頃はすごく焦りました。一生懸命やればやるほど、チャンスを逃した、こっちにいたら良かったのにと、後悔することも多々ありました。
しかし、ここ2、3年はそう思っても無駄だと諦められるようになりました。「縁がなかったのだ」と。そんな時は、だいたい、良い結果に結びつかないものです。
ものごとは最初が肝心ということです。その方には申し訳ありませんが、自分とのご縁がなかったということで、自分としては、なかったことと同じ状態で考えるようにしています。何か縁があればこうはならなかったであろうと諦めます。
世の中そんなに都合よくは行かないものです。だからこそ、将来のその時のために、今多くの人に会って、少しでもすれ違いのないように人間関係を作ること、それ一つが大事になってくるのです。今まで何もやっていなくて、今だけ良い思いをしようとしても、それは無理だということです。
『これからは、これまでが決める。
これからは、これまでで決まる。』