• 人に接しては、つねに相手に対してよい感じ暖かい気持ち、平和な愉快な、なんとなしになつかしい、ありがたいという感じをあたえたいものである。
  • その時々でよいから、自己の信念を持していて、これによって行動しなければならない。しかしながら、時とともにその信念は形を変えていくべきである。なんとなれば、自己の内容は、時々刻々、成長し続けているからである。
  • 要するに、人は自己の「優秀」をもとめてやまないものである。自己が他人よりも「劣醜」であることをもっとも恥とするものである。そのために、自慢、衒気、軽蔑、虚飾、嫉妬、羨望、怨恨などの、いやらしい罪悪が生じてくるのである。われわれは自己の優秀を正当に求むべきである。真に自己を充実すべく努力するがよい。いたずらに虚名を博することを大なる恥とすべきである。また、他人をでき得るかぎり公平に見定めなければならない。阿諛迎合を大なる恥としなければならない。
  • 俗を相手に自己をみがくことをやめて、天を相手に自己を高めることに孜孜としてつとめるべきである。