• ちょっとの努力ですぐに得られるのだ。骨惜しみをせぬ癖をつけるべきである。
  • 悶えるのは執着があるからだ。いっさい空の境地に立って、思う存分、そのときしだいに自我を発揮することさえできたら、この世はおもしろいに違いない。
  • すべて、人間の日常行為は、いっさい、無理のないようにすらすらと、きわめて自然であらねばならない。
  • いろんな目に会わされた人でなくては、ものはわからない。
  • 最善の標準は、体験をかさねるにしたがって高められていく。
  • 理屈は簡単でも実地は複雑だ。世なれぬ者が考えるように、そうやすやすとはゆかぬ。
  • 本当の決心には、その時がこなくては、なれるものではない。
  • 自己を真に省みることの少ない人ほど、他人のことをとやかくいうものである。
  • 自分のしていることはよく、他人のしていることは悪いと、十人が十人まで考えがちのものであるが、これがひじょうな偏見である。全世界のものすべてはみなそれぞれに己の役割を演じているのであって、大きい神(仏)の御目から見たまえば、いずれを是、いずれを非ともしがたいのである。要するに、みなそれぞれに、自分は自分らしく仕事をしさえしたらよいのである。
  • 心のそこから、自己の汚らわしく、弱く小さいことに気づいた人は、もはや救われた人である。
  • 変わるままに変われ、しだいによく変われ、永久に変われ。
  • 真の幸福は、お互いが親切にし合うところにある。幸福とは、魂と魂との共鳴にある。

(「生きがいの探求」より引用 つづく)