9月10日(水)〜9月16日(火)は自殺予防週間だそうです。
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/index.html
 「9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年、9月10日からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」することとされました。
 ラジオでやっていたので早速調べてみたのですが、何だかちょっとイメージが違う。やらないよりはやったほうが良いに決まっているのだが、これでは、心に響かない。役人の役人のための取り組み?現場ではいろいろの団体が頑張っているのでしょうが、どうしてこうも情報宣伝がヘタなんでしょう。
 自殺を止めるにはどういう活動が良いのか。お寺さんも上記の自殺対策ホームページを参考に、実効性のある取り組みを考えてみたらどうでしょう。本派、大派のお寺さん、自殺予防週間に乗っかりませんか。各寺の門信徒さんに、この情報を知らせて、命の大切さを語り合う場と時を持ちませんか。
 毎年のことだそうなので、長期の計画でも良いでしょう。例えば、親鸞聖人750回御遠忌の課題として、自殺の問題に取り組むのもひとつではないでしょうか。今から50年後の800回御遠忌の時には、年間自殺者は数えるほどになり、その時を生きる老人たちが、「親鸞聖人750回御遠忌を縁で自殺を思いとどまった。そのおかげで、人生を空しく過ごすことなく、800回御遠忌を迎えられる。ありがたいことです。南無阿弥陀仏。」
 そんな光景を浄土から見たいものです。