直接「絵解き」に関係があることではありませんが、TVのクイズ番組を見ていたら、「演歌の語源は何でしょうか?」という問題がありました。皆さんは分かりますか。
 
 
 答えは「演説歌」。大っぴらに批判や批評できなかった時代に、節をつけて歌にして意見を述べたのが始まりだということで、有名な人に川上音二郎という人がいるそうです。この人は、「オッペケペー節」で一世を風靡したそうで、最近劇にもなっています。ということで、調べてみるといっぱい出てきて良く分からない。なんとか、その「オッペケペー節」の音源を入手して聞いてみたいです。
 今日、「心はればれの歌」というのの楽譜の音符を打ち込んで聞いてみたのですが、うーん。微妙というところでしょうか。知っている人がいたら懐かしいでしょうね。そのうち、「絵解き」で使いたいと思います。
 歌と言えば、もうひとつ興味があるのが、北村サヨという天照皇大神宮教の教祖の歌説法。1948年神田の共立講堂での説法会は、ナニワ節を思わせる歌による説法で延々4時間ぶっ通しで続けられたという。歌説法の内容は「蛆の乞食よ目を覚ませ。天の岩戸は開けたぞ。早く真人間に立ち帰れ。神の御国は今できる。真心持ちほどバカを見る。思うた時代は、早や済んだ。崩れた世の中、おしまいです。敗戦国の乞食らよ。早よう目を覚ませ。お目々覚めたら、神の国。居眠りしておりゃ、乞食の世界。」といった調子で、敗戦直後の日本の状況を踏まえ、新しい世界が訪れたことを、風刺を込めて歌い上げたものだった。(島田裕巳 日本の10大新宗教より)
 いずれにしても、昔の貴重な音源。面白いものがあればぜひご一報を。