事故の発覚恐れ…被害者の首絞める 男逮捕
 千葉・市原市で26日夜、交通事故を起こした相手の首を絞めて殺害しようとしたとして、警察は27日、32歳の男を逮捕した。
 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、市原市の会社員・尾崎清隆容疑者。調べによると、尾崎容疑者は26日午後7時過ぎ、市原市で車を運転していたところ、ジョギング中の女性(37)に衝突し、その発覚を免れようと女性の首を絞めて殺害しようとした疑いが持たれている。女性は一時、意識不明となったが、命に別条はない。
 調べに対し、尾崎容疑者は「事故の発覚を恐れた。責任を免れようとした」などと話し、容疑を認めている。警察は、事件の詳しい経緯について調べている。

 真剣に常識というものを疑って、あらゆる手立てを打たないと、恐ろしく無駄に生命が失われていく世の中になっています。責任を一時的に回避する手段として殺人を犯すとは常識では考えられません。0か100かの答えしか教えない教育の弊害なのでしょうか。あわよくばとそんな甘い考えでその辺をうろうろしている人たちがいるとしたら不気味でしようがありません。それとも検挙率が低下している警察を侮っているのでしょうか。その場さえ取り繕えば何とかなるかもしれない、面倒なことには関わりたくない隠してしまいたいとする風潮。
 いずれにしても事故は過失だとすれば当然社会復帰可能だが(怪我程度なので何の心配することもないと思われる)、殺人が発覚すれば一生涯を棒に振ることになる。ちょっと考えれば分かりそうなことなのに。
 常識的な発想が通用しない、恐ろしい価値観を持った人が出てくる世の中になりました。気をつけましょうと言っても何に気をつけたらいいのか分かりません。