“限界団地”という言葉があるそうだ。
 限界団地
 長野大の大野晃教授が提唱した“限界集落”とは、「65歳以上の高齢者が集落人口の半数を超え、冠婚葬祭をはじめ農業用水や生活道の維持管理などの社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている集落」。
 その団地版が“限界団地”。

 そこでは、日々「孤独死」の不安があるという。しかし、いまのままでは、限界団地は増えていくことはあっても、減ることはないであろう。それを不安に思う気持ちはどこから来るのか?とか。どうして、見送られながら往くことを望むのか?等々、宗教家に今後突きつけられる課題であろう。基本的には「独生、独死、独去、独来」を体解する良い機会かも知れない。