本屋のよるとついつい余計な本を買ってしまいます。それでも、2〜3の誘惑には打ち勝ったんですが、「亜玖夢博士の経済入門」橘玲(あきら)著を買ってしまいました。しかも本体1571円+消費税という変な値段の本です。
 経済のオモテもウラも知り尽くした著者がおくる極上の物語。読んで笑える、楽しく学べる、恐くて身につく1話1理論!(オビの言葉)
 多重債務―カーネマンの行動経済学、利権争い―ノイマンゲーム理論、いじめ―ワッツとストロガッツのネットワーク理論、マルチ商法―チャルディーニの社会心理学、自分探し―ゲーデル不完全性定理。各項目に学術理論を当てはめた構造になっている。第一講の行動経済学を読んで見ると、小説形式で書かれていて、どちらかというと読み物の形態になっています。これって本当に学術理論で役に立つの、とも思うのですが、自分は仏教でこのような本を作ってみたいと思っていたところでした。参考になるのかならないのか。アイデアが形になりそうだったら、久しぶりにエアー小説を書いてみよう。

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自死という生き方 覚悟して逝った哲学者」須原一秀著を昨日書いたら須原一秀のキーワードで何人かの方にこのブログに来てもらった。まだ注文中で申し訳ないが、明日届くとのメールがきていた。また、読んだらその感想を書きたいと思います。気になったので「須原一秀」を調べてみた。
 社会思想研究家。1940年生まれ。立命館大学龍谷大学で非常勤講師を勤めた。
〈現代の全体〉をとらえる一番大きくて簡単な枠組―体は自覚なき肯定主義の時代に突入した』(新評論、2005)には「もとは論理学と科学哲学を専攻する者であるが、『哲学の不成立』を主張する本書の手前、ここでは社会思想の研究家を名のりたい」とある。
 2006年4月、自殺を肯定する遺稿を残して自死を遂げた。

 非常に興味を持った。65歳で亡くなったということになるが、享年63歳をおぼろげながらに希望する自分にとって、その哲学、思考過程に非常に興味がある。龍谷大学で講師までされたのだから、本の題名通り覚悟の自死だったのだろう。とにかく明日本が届くので、読んでみてからまた考えよう。