最近、TVをつけると、トランス脂肪酸のことを話題にしています。それほど悪い物を何故、厚生労働省は放置しているのか疑いたくなります。世界的には規制されてきているようですが、日本の取り組みはまだ遅く、多分、食品業界が対応しきれないためだと思われます。しかし、エイズC型肝炎も分かっていながら隠して放置したことによって被害は拡大してしまったことを考えれば、また、同じ過ちをしないためにも早く規制措置をとるか、少なくとも表示義務を法制化して欲しいと思います。それで売れなくなった商品は、今のままで良いと言う政治家、役人に買わせて食べてもらえば良いのに、と思ってしまいます。金持ちはそんな添加物の入ったものを食べないからどうでも良いそうです。
 しかし、仮に表示されても、それを買って食べなければ生きていけない貧乏な人もいることを政治家は忘れないで欲しいです。外交では、すぐに国益国益と言いますが、政治家の言う国益とは何ですか。国内の企業の利益のような気がしてきます。日本国の利益じゃなくて、国民の利益だということを今こそ見せるいいチャンスではないでしょうか。また舛添さんです。大臣の忙しさに差がありすぎて可哀相になりますが。他の大臣(○○の友人の友人)とかは何の仕事をしているんでしょうかね。
 トランス脂肪酸の生じた植物油を原料にして造るマーガリンやショートニング(味付けのないマーガリン)ではいっそう増えると言います。美味しいサクサクした天ぷらやフライにはショートニングが使われています。これらを規制されたら外食産業はお手上げなのです。しかし、今の状態では、ファーストフードの油物、パン類、また惣菜屋やコンビ二弁当の揚げ物など全てNGです。消費者は外で食べるのを控えるしか手がないのですが、学校給食にも影響してきます。大きな問題になる前に対処したほうが良いと思うのですが。
 企業は遅ればせながらトランス脂肪酸の低減に追われているようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
上記ウィキペディアより引用
[2007年現在、米国のKFCやスターバックスなどの大手チェーンでも、トランス脂肪酸の含量の少ない油脂への切替を始めている。 ただし、同じチェーンでも日本国内の店舗は対象外の場合がほとんどで、国内では依然として旧来の油を使用し続け切替の予定すらないケースも多い。日本国内ではセブンイレブンデイリーヤマザキなど大手コンビニエンスストアチェーンがトランス脂肪酸低減に力を入れている。]