作詞家葛原しげるという人を知った。
 子供のための童謡(童曲)を精力的に創作した人である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E5%8E%9F%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B
代表作で広く知られる作品に「夕日」がある。これは洋楽の童謡だが「夕日」の詩は最初、きんきんきらきら であった。小二の長女に夕日は ぎんぎんぎらぎらでしょう と言われて変更、おかげで強い生命力を感じさせる名作となった。'というエピソードは面白い。 

 童謡といえば西条八十がいる。
 童謡「かなりあ」 (詩・西条八十
 歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
 いえいえ それはかわいそう
 歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか
 いえいえ それはなりませぬ
 歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか
 いえいえ それはかわいそう
 歌を忘れたカナリア象牙の舟に銀のかい
 月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す
 
 金子みすずの作品といってもおかしくないほどで、
 やはり師匠ですね。
 歌詞は結構辛辣で、イメージは暗い。
 「歌を忘れたカナリア」とは何を意味しているのだろうか。
 何でも「○○を忘れたカナリア」に例えることはできるだろう。
 昔の子供は何気なくこんな歌を歌っていたのかぁ・・・。