■
作詞家葛原しげるという人を知った。
子供のための童謡(童曲)を精力的に創作した人である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E5%8E%9F%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B
‘代表作で広く知られる作品に「夕日」がある。これは洋楽の童謡だが「夕日」の詩は最初、きんきんきらきら であった。小二の長女に夕日は ぎんぎんぎらぎらでしょう と言われて変更、おかげで強い生命力を感じさせる名作となった。'というエピソードは面白い。
童謡といえば西条八十がいる。
童謡「かなりあ」 (詩・西条八十)
歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはかわいそう
歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう
歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀のかい
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す
金子みすずの作品といってもおかしくないほどで、
やはり師匠ですね。
歌詞は結構辛辣で、イメージは暗い。
「歌を忘れたカナリア」とは何を意味しているのだろうか。
何でも「○○を忘れたカナリア」に例えることはできるだろう。
昔の子供は何気なくこんな歌を歌っていたのかぁ・・・。