本の紹介でもいいのですが、最近五劫思惟していないので、こちらのカテゴリーで紹介します。それは、「かってに改蔵久米田康治著の漫画です。「思い込み度100%で、誰が見ても納得の変わり者・勝改蔵。世の矛盾を正すため、日夜大きなお世話を焼き続ける改蔵に、人々は本当に困っている。春夏秋冬、一日たりとも気の抜ける日などないのだ。超しょーもないギャグの応酬の超ナンセンス漫画」です。ちょっと下品でもあるので、好みに合わない人も多いと思われる。が、考えさせられるのだ。例えば、11巻の「第1話アイシテルと言ってくれ」で、人に気に入られたくて自分を曲げたことありますか?「一度人気とりに走ったら、引き返せなくなるぞ」は魔の存在を十分に見せ付けている。「第3話秋の嵐」では、他人と自分の温度差感じたことありますか?世の中頑張りすぎる人がいる。周りが見えなくなってしまう、「浮く」とか「空気を読む」とかとつながっている。「第4話引きぎわ学会」では、引きぎわをまちがえちゃったことありますか?と良く考えるとみんな人間関係の問題につながっているのだ。漫画はギャグなのでどうしょーもないが、なぜか考えさせられるのである。結構子どもたちには人気があるみたいでって、またキーワード検索してもらえばいいが・・・ 。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AB%E6%94%B9%E8%94%B5フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
 真面目に真宗法話をしているのもいいが、若い子たちは、こんな漫画でもっともっと感覚的に「自己とは」の問題に知らず知らず取り組んでいるのである。人間成就とか言っていると子供のほうが深くより実践的に成就してしまうかもしれない。それ程世の中の情報は多岐に渡り、影響力をもっていると思われる。「かってに改蔵」を読んで育った大人に目を向けさせられる法話ができるだろうか。自分は法話の対象をその様な人に向けたい。