「牡丹餅(ぼたもち)は春の名、夜船(よふね)は夏の名なり。
萩の巻は秋の名なり、北窓(きたまど)は冬の名なり。
夜船は着くを知らず、北窓は月入らずとぞ。」

ぼたもちは、餅のように米粒を搗かないことからの、昔の人が考えたダジャレ。
江戸後期の国学者谷川士清(ことすが)編の『和訓栞』にあるそうで、
出典が分かったのは収穫である。
 
冬に“北窓"が食べたいと言っても誰も相手にはしてくれないだろう。
しかし、自分はこの言葉遊びが、妙に好きで以前も書いたような気がするのだが、
検索を掛けても出てこない。これはデジャ・ブか?