小池龍之介著「もう、怒らない」
文字数少な!こういう本でないとベストセラーにはなりません。

自覚的に好きで怒っている人はいないということです。心が怒りに染まることで、人は不快になり疲れます。私たちから「穏やかに楽しく過ごす」自由を奪い、強引に不快にさせる怒りの煩悩。この本では、「欲望」「怒り」「迷い」を生み出す心の仕組みを理解することで、それらの暴走をストップしてまいりましょう。もう怒らないと決意し、表に出さないだけでなく、本当に心の中ですら怒らずにすむとき、私たちは本当の心の自由とともに、穏やかに楽しく過ごす幸せを十分に味わえることでしょう。

 
『心が怒りに染まることで、人は不快になり疲れます。私は不快になりたいと言う人はいないでしょう。』と書いてありましたが、そこだけ取ると違うような気がします。怒りはそのとき一時的な快感を感じるのです。ストレス発散という開放感も有るでしょう。人間なんて嫌なことはしないものです。好きで怒っているのですから、一種我慢しないといけないと思うのですが…。 
本論の展開で触れるかも知れませんね。真宗では怒らないことは不可能で、怒ってしまったという自覚が大事と言いますが、その辺もどう考えているのでしょうか。