2008年9月22日のブログの「本の紹介」で、内藤理恵子さんの「ホネになったらどこへ行こうか」を取り上げました。
内藤理恵子さんは、月刊「仏事」に“供養業界 見たまま感じたまま」というエッセイとイラストを連載しています。12月号には「電脳メモリアルをどう取り入れるか?」という文章を書いておられます。
墓ユーザーのニーズは「死後に思い出してもらうこと」だそうです。ユーザーは目に見える形で自分の思い出を残すことを望んでいるそうです。そのニーズに電脳墓は合致している商品だとのことです。
この電脳墓は以前に未来社会を描いた漫画とかに出てくる墓よりも、現実の方がずっと進んでいるのではというほど斬新に進化しているようです。イルミネーションで飾られた納骨堂、モニター内蔵型屋内墓などなど。ビデオメッセージ、家系図、自分史、アルバム、ビデオなどが映し出されます。
内藤理恵子さんはいろいろな納骨堂を見ているようで参考になります。また、映画「マイガール2」の情報も混ぜて下さったり、そのアンテナの感度には感心してしまいます。

お墓について言えば、余りに個人的なメモリアリズムは、パソコンのDVDにでもしておけば良いということで、こういうところを狙いすぎるとお墓自体の不要論に至るのではないかと思います。お墓によるメッセージは共感できる言葉くらいにとどめておいた方が良いような気がします。(洋墓ではやりの「絆」とか「ありがとう」とか)。自分は「みんな仲良く」とか、あるいは400字くらいの文章(一枚起請文のような)なんか変わっていて良いと思うのですが、…。
キーワード(内藤理恵子・南山大学)でこちらに来訪して下さった方の御縁で、内藤理恵子さんを再認識させていただきました。