泰葉さんは何なの?
それは別として、
橋下知事vs教員 教育問題討論会で渦巻く怒号、やじ
 橋下徹大阪府知事と公募で集まった府民らが教育問題について意見を交わす討論会が26日、堺市中区大阪府立大学で開かれた。橋下知事が学力テストの自治体別結果を公表させたことについて賛否が寄せられたほか、職業教育の重要性や授業を面白くする必要性を訴える声があがった。一方で知事の発言のたびに、現場教員らから「『くそ教育委員会』発言を撤回しろ」などとヤジが飛び、会場は終始騒然とした雰囲気。知事も「こういう先生に子供たちを任せられない」と発言をエスカレートさせた。

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 「こういう先生に子供たちを任せられない」
 モンスターペアレンツと同じ割合でモンスターティーチャーもいるのだろう。多分そんな先生が現実にいるのだろう。今までは、仲間同士でかばいあって問題教師を隠していた(一線から退き教育委員会もしくは資料作成室などに配属されるとよく言われていた)が、ここでも偽装は止めて教育界はしっかり自浄努力をするべきだろう。未来を良くしようとする思いのない、ただ自分たちのプライドと主張だけを守りたいような教師は、採用自体を考えるべきだろう。先生というものは、生徒から、あのような人間になりたいと思われるような人になってもらいたいものです。
 常日頃から人間として精進していないような先生は、まだ生徒であって、先生の資格はありません。問題はそれを判定できる人がいないこと。私立の学校なら当然、理事長とかが決めるのでしょう。自分の学校を悪くしたい人も無いと思うので、真剣に教師の人選を行うでしょう。大阪府も改革するなら、学校長を主とした学校法人総代みたいなものを作って、そこに教師を選抜できる裁量を与えることも考えられるのではないでしょうか。
 しかし、実力のある教師は何を言われても動じないはずなのに、ちょっと知事に言われたからといってヒステリックに反応するのは、図星だったのかという印象を与えかねません。教育委員会の人も、逆に諌めるくらいしないと墓穴を掘ってしまいます。
 本当にここ数年、情報ツールの発達で時代が変わりつつあると感じます。公募で集まった府民らが橋下知事の「こういう先生に子供たちを任せられない」といったときに拍手が起こったという事実を重く受け止めるべきでしょう。抗議すれば穏便に収めるために無理難題も受け入れるという時代は終わったようです。
 基本の子供たちに良い教育を受けてもらおうという意識で一致し、それに向けての前向きな討論を歓迎すべきで、人の意見を一方的に変えさせようとか、気に入らないから文句を言って足を引っ張ってやろうとかいう人たちには退場を宣告できるようになれば、もっともっと意義あるアイデアが出てくると思うのに、もったいないことです。

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 反対の精神構造が似ているのではと思われることです。
 豊橋市に全国ではじめて設置された「おたすけ自動販売機」が3日で壊されてしまいました。この自動販売機は防犯カメラと110番緊急電話が設置されており、何かあったときの役にたつように試行しようとしたところ。「監視反対」とスプレー書きしカメラのレンズを黒く塗り、配電盤の電線を切断されていたそうです。しかも2回目だそうです。
 防犯カメラを必要にさせた原因は誰ですか。この犯人はカメラで取られたら悪いことをなにかしているのでしょうか。自称善人だと思いますが、やっていることは犯罪です。自由を守るために善意でやっているつもりかも知れませんが、このような犯罪を監視するために「おたすけ自動販売機」なるものが必要になってしまったのです。ここに矛盾があります。
 「見てござる」の精神で生きている人にとって、監視カメラは本当に「おたすけ」ツールで何の自由も妨げられません。こんな人がいる間は、イギリスのようにカメラ社会にならざるを得ないと情けなく思います。少なくとも「おたすけ自動販売機」を監視するカメラが1台増えることは間違いないでしょう。
 教育界でもっと「見てござる」のような精神面(モラル)の向上をうまく教育できないものでしょうか。(「ごみを投げ捨てない」を徹底するだけで世の中が変わりますよ。基本は小さなことです。)