TV番組「がっちり」で外国人が日本に来て落とすお金が1兆4000億円だと言う。そこを見込んだビジネスが今熱いらしい。1兆4000億円は大きな市場である。
 では、我々の業界はというと、仏壇・仏具店の市場規模は1800億円と厳しい。それに比べて、葬儀社の市場規模は1兆6700億円と約10倍である。これは2006年の段階なので、今後20年くらいは伸びていくと思われる。石材店が3000億円だが、12000業者もあるようで、今後の生活事情からもニーズが先細りで非常に厳しい。墓地・霊園事業は3839億円で全国87万箇所というから、それほどおいしい市場とも思えない。
 現段階では、葬儀社の市場だけが際立って活気だっている。近いところでも1箇所/月くらいのペースで葬儀場が増えている。そんな葬儀社主導の葬儀事情の中、式事権を僧侶に取り戻すべく、葬儀革命に取り組んでいる寺院がある。果たしてそのチャレンジが成功するかどうか。仏のみぞ知るというところか。
 私はと言うと1800億円の0.1%を碧南市で何とかしようということを描いています。それでも広い日本の1000分の1ということはすごいことです。簡単なことではありません。でも定年までに何とか一度その夢を実現したいと思います。