森山直太朗「生きてることが辛いなら」2008年8月27日発売
http://jp.youtube.com/watch?v=mXNHjTx7UPk
 賛否両論、取り様によっていろいろ考えられるということですが、それもご縁です。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%BE%9B%E3%81%84%E3%81%AA%E3%82%89
この歌に出会って、さあ、どうするかはその人の縁というか、業です。少しでも良い縁になると良いのですが。
 
 人間はみんな死ぬということについて、平等な弱い存在だと、真城義麿師も言っていました。上記YouTubeのコメント欄に「いっそ小さく死ねばいい」とは、小さく死ぬ=自分が無駄に背負い込んでいるものを捨てる、と解釈したというものがありました。生きながら過去の自分と別れるというメタファーだと。
 お坊さんで似たようなことをいう人がいました。「生・老・病・死」をみんな一生に一回のサイクルだと思っているが、何度も生れて(老いて病気になって)は死に、また生れては死ぬ。それの繰り返しが人生であると言われました。老いるというのはマンネリになって、おざなりに過ごすこと。病気というのはそれに気づかないこと(精神的な鬱的状態)。そして、そのことに気づいたとき(何か出会いのご縁があった時)古い自分は死に、新しい自分が生まれる。
 自分は「前念命終、後念即生」の念仏に心がけているが、いつも死に変わり、生まれ変わるイメージがある。何をやろうが、やるまいが一生は短い。過去にこだわらず、未来にめげず、淡々と生きて行きたい。この世をそんなに頑張って、突っ張って生きなくても良いということ。詩の意味をよく味わって聞いてみると、だんだん“自然に”生きて行こうと思えてくるのではないでしょうか。
 わからないという人は、お寺で法話を聞いてみるといいでしょう。