始めてこのブログに来られた方に。
 このブログは本堂の無いバーチャル寺院「こころの寺」です。「こころの寺」は誰もが持てるお寺です。世の中にお寺の住職になろうと仏法を学んでいる人はたくさんいます。しかし、どれだけの人が真剣に仏法を考えているでしょうか。また、仏法を語れる場を求めているでしょうか。そんな疑問を持っていたところに「こころの寺」ということを聞いて、それは面白いと思いました。平成14年11月の頃のことです。
 どうせなら「こころの寺」に宗派名を付けてやろうと考えて、「皆の宗五劫思惟派」としました。特定の宗派ではなく、みんなの宗派という意味で純粋に仏法に学ぼうという人たちが、世の中(娑婆)のいろいろなことを、あれこれ考える僧伽を意識したものです。「五劫思惟派」は、考えに考えて新しい生き方を作り出す人たちが集まる。そんな集団ができたらいいなと願ってつけた名称です。
 「こころの寺仁隆寺」には山号もあります。天網山仁隆寺。天網山の山号はインターネットを意識しています。縁を大切に、末法の世に仏法が広がるようにと天網山と付けました。
 法名は「我執院釋龍之」。自分の俗名の音読みから漢字を当てて、「龍」は龍樹菩薩から、「之」は清沢満之師から頂いたということにしております。イメージとしては、大乗の立場にたち利他を求めていきます。また、念仏往生の実験生活を極めることにより「自己とは何ぞや」の課題に取り組む、とはいうもののまだイメージであり、勉強不足のため、2人の業績の本質は何か分っていません。これを縁にして研究していきたいと思っています。
 将来、在家信者の一人一ヶ寺こころの寺構想(悲俗悲僧の精神)を展開し、既存寺院と切磋琢磨しながら仏法について考えていければと思っています。
 いずれ「ひとり一ヶ寺こころの寺」構想を立ち上げたいと思っています。
 「ひとり一ヶ寺こころの寺」構想とは、まず、「こころの寺」への入(寺)院希望者を募ります。入院した方は院生となって、自分のお寺を作ります。これは、こころの中の仮想寺院です。寺院名と法名を登録してもらいます。あとは住職になったつもりで世の中のことを仏法に照らし合わせて考えて、いろいろ気づかせていただく。そんな日々を送っていただければと思っています。現実にお寺を持っている人でも、思っていたのと違うという違和感を抱いている人、まず理想のお寺をイメージして現実に生かして見たらどうでしょうか。
 活動は、10名になるのを待って寺院報を2ヶ月に一回くらい発行したいと思っています。1年に一回、法話イベントの大会を開催します。頭の中には2年分のアイデアがありますが、実現に向けて何とかしたいと思います。思いますが多いのはバーチャル寺院ですので勘弁してください。それでは、たくさんの入院希望者お待ちしてます。(メールアドレスはプロフィール参照)
 現在の院生は1名+候補生3名です。